カテゴリ:映画( 3 )

映画いろいろ

ちょっと前に書くだけかいてUPし忘れてた記事。
せっかくなのであげておこう。。。


先日やっと「SOMEWHRE」見ました。

映画館は人でごったがえし。

仙台は震災後、シネコン系の映画館がどこも休業。。。
ああいう建物は地震に弱いらしく、
映画館だけじゃなく、バイパス沿いの大型店舗も結構やられてます。

そんな中、ミニシアター系の映画館
「仙台フォーラム」と「チネラヴィータ」は頑張ってくれています。
(先日、利府のMOVIXも復活!)

小さい小さい映画館に、
映画に飢えた人たちがたくさん!
みんな映画が見たいのです!

映画は、全然違う世界に行けるからいいよね。

ライブも映画も、早く普通に見られるようになるといいなぁ。


ここからは映画の勝手な感想なので、まだ見てない人は読まない方がいいかも。
(ネタバレってほどではないけど。)

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良かった。けど「さらりと良かった」って感じ。
フェラーリがあまりにも印象的すぎて、
最終的にフェラーリの映画見たんだっけ?って気すら。。σ(^_^;)

でもダコタ・ファニングの妹、エル・ファニングは妖精みたいにかわいいし
着てる服もどれもこれも可愛くて素敵だった。

ただ庶民な私は、あまりにかけはなれたセレブ感に共感しきれず
どっぷり感情移入は出来なかったかも。
実際、ソフィアコッポラの少女時代はこんな風だったのかなぁ。。。

ソフィアコッポラはやはりソフィアコッポラだった、というきれいなきれいな映画。


もう一本は3.11の一週間前に見た映画。
良かったのに、地震ですっかり忘れてた。
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夫を亡くし、ひとり老後を過ごすためロンドンのホテルにやってきた老婦人は、
孤独な暮らしの中で美しい青年と出会う。
やがてふたりは年齢、そして性別を越えた絆で結ばれていき……。

というあらすじなんだけど、これだけ見ると
おばあちゃんと青年の恋物語?と思うかも知れないけど
そういうんじゃなく、とても豊かな友情物語だったな、と思う。

いろんな年齢層の人と友情を結べるっていうのはすごく豊かなこと。
人生の深ーいところからのアドバイスは形はないけど、ものすごい財産になる。
(わたしはお茶の先生80歳が最高齢のお友達(先生だから友達じゃない?)かなぁ)

この映画、ただ温かいだけではなくて、とても切ない。
でも人生って時にはたまらない哀愁が漂うものかも。
出会いがあって、別れがあって。。。

苦々しかったり、上手く行かなかったり、
時にはたまらなく哀しかったり。
でも涙が出る程美しかったり。幸せだったり。心穏やかだったり。

人生がそういうものだって
改めて心にしみて来て、ジーーーーンとしてしまった。

ラストシーン。
テムズ川からビックベンをのぞむ景色がそりゃーもう、きれいできれいで。
哀しい事と美しい事って表裏一体だなぁ。。。と思ったのでした。
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by tori78 | 2011-05-24 16:49 | 映画

ハーブ&ドロシー

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先週、「ハーブ&ドロシー」を観た。

アメリカ現代美術のコレクターである老夫婦、
ハーブとドロシーを追ったドキュメンタリー。
2人はお金持ちの富裕層でもなんでもなく
ハーブは郵便局員。ドロシーは図書館司書。
つつましい生活の中で、自分達の手が届くアートをコレクションし続けている。

コレクションの条件は
「1LDKのアパートに収まるサイズ」
「自分達の給料で買える予算内であること」
それだけ。

「アートを買う」っていう感覚が、
私にとってはあまり日常的ではないけれど
本当は、アートってもっと気軽に手に入れて
身近な存在にできるものなんだなぁと思った。

美術館へ行ったら、ポストカードなんかを買って帰って
部屋の壁にピンで留めたりはするけれど
そういう感覚で、アーティストの作品をコレクションする
っていうのも、ありなんだなーと目からウロコ。

2人はほとんど「収集癖」に近いくらい、
もう取り憑かれたように、NY中のアーティストの作品を集めていく。
40年近くかけて集めていったコレクション、その数、4000点以上!!
これが1LDKのアパートに全部収められてるんだから、びっくり。
「収められている」っていうか、「しまい込まれてる」っていうか。。。

アーティスト側としては複雑な気持ちだったりしないのかなぁとも思った。
だって、ベッドの下にしまいこまれていたり本棚の上に山積みにされていたり
保存状態は必ずしも「良好」ではないようだったから。

実際、ワシントンのナショナル・ギャラリーから
「あの数々のアートが、火災で燃えてしまったら!?
水槽の水が溢れ出て水没してしまったら?!?」
と心配されて、結果、寄贈することになるのだけれど。
(夫婦はアートを「売らない」ポリシーなので、寄贈した)

でも、アートってそういうもんなんだろうなーとも思う。
生み出された瞬間から、アーティストの手を離れて
ベッドの下だろうと、立派な額の中だろうと
それはその「アート」の運命。

私は自分でも時々絵を描くけれど
実は美術を鑑賞するのはそんなに得意じゃなかった。
正直、「よくわからない」から!

でもここ数年、色々考えてもよくわからないので
「好きか嫌いか」
だけで観るようになったら美術鑑賞も楽しめるようになって来た。

ハーブとドロシーも、「好きか嫌いか」「美しいかそうじゃないか」
シンプルな目(だけど確かな審美眼)でアートを選んでいるみたいだった。

自分の審美眼を信じる、というか
好きな物を決めるのも、美しいと思うものを決めるのも、
さらには自分にとって何がしあわせかを決めるのも自分。
(そういえば、あまり好きじゃないけど相田みつをも
「しあわせはいつもじぶんのこころがきめる。」って言ってたな。。。)

そしてそれが出来ている2人はとても豊かに生きている感じがした。

ドロシーが

「美意識は人それぞれのものでしょう。。.
ハーブをハンサムだと思わない人はたくさんいるけど、
私にとってはキュートで魅力的な人!」

と言っていたのが印象的!
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猟犬のように作品に喰い付いて鑑賞するハーブと一歩引いて鑑賞するドロシー
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by tori78 | 2011-01-26 14:53 | 映画

ノルウェイの森

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元旦に見ました、「ノルウェイの森」。

それが、私ときたら小説読んだのに
内容をすっかり忘れていて・・・
というか、いつも不思議なのだけれど
村上春樹作品は、読んだ直後に内容が飛ぶというか
記憶に残らないというか、毎度毎度、何も覚えていないのです。σ(^_^;)

そんなわけで内容を覚えていなかった私は
この映画を義弟とふたりきりで観るという不思議体験をしました。(笑)

元旦、暇をもてあました我が一家は映画を観に行く事に。
が、観たい映画が分裂。
かたや「ハリーポッター」派。
私と義弟はハリーポッターには興味がないので
内容のことはまるで考えず、ノルウェイを選択。

見終わった後、義弟とふたり
「いや〜、これをこのふたりで見たのって、かなり奇妙だよね」
と言い合う。気まずさを言葉に出してかき消す。。。

それで、映画の感想は(見てない人は読まない方がいいかも)
前々から薄々感じてはいたけれど
私は村上春樹が好きじゃないんだな、とわかりました。σ(^_^;)

ただ、小説のノルウェイの森は読後感が全く残らなかったのに対して
映画「ノルウェイの森」は、時々映像がふっと頭をよぎる事があります。
映像のインパクトが強かったのかな。

感動した!とかいうのは全然ないのだけれど、
「気になる」という感じ。

なんか、あのシーン、変だったなぁ、、、とか
あのシーンのあの音楽、恐ろしかったなぁ、、、とか
菊池凛子のあのしゃべり方が妙に気になったなぁ、、、とか
あの台詞回し、やっぱり英語をヘタクソな翻訳家が翻訳した文みたいだった、、、とか。

そういう記憶の残りかたでした、私には。

村上春樹作品は、
「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」
「アフターダーク」「ノルウェイの森」「1Q84」
しか読んでいないので、村上春樹を語れる程のフリークではないのだけれど、
どれも読み始めは読みにくく、なかなか世界観に馴染めなくて
だけどその壁を乗り越えると読むのが楽しくなって一気に読み終わり
そして読み終わった途端、内容を忘れる、というパターン。
それはこれといって内容がないからなのかもしれない。(私にとって)
その世界の中にいる間だけは楽しい。
でも読んだことによって、自分の日常に何か強烈な影響を与えるというような事は全然ない。

ただ、毎回販売戦略が上手だし、知名度もあるから
本が売れるし、読んでいる人も多い分
村上春樹について話をできる、というメリットがあるのかも。
コミュニケーションツールとしての本、っていう感じ。

実際、気になる台詞まわしについて語る、とかいうのは楽しいと思う。
あの独特の話し方をマネしてしゃべるとかいう遊び。

そういうのがしたくって、読んでるのかも、私。。。苦笑。

そういう人は多いみたいで、こんなサイトもあった。
「村上春樹風に語るスレジェネレーター」

例えば「猫」という単語について村上春樹風に語るとこうなる。

 そして今日でもなお、日本人の猫に対する意識はおそろしく低い。
 要するに、歴史的に見て猫が生活のレベルで日本人に関わったことは一度もなかったんだ。
 猫は国家レベルで米国から日本に輸入され、育成され、そして見捨てられた。それが猫だ。


ぶははー、、、おかしい。。。

好きじゃない、と言ったけれど
ある意味好きなのかもしれない、、、村上春樹、、、苦笑。
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by tori78 | 2011-01-21 11:35 | 映画