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ノルウェイの森

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元旦に見ました、「ノルウェイの森」。

それが、私ときたら小説読んだのに
内容をすっかり忘れていて・・・
というか、いつも不思議なのだけれど
村上春樹作品は、読んだ直後に内容が飛ぶというか
記憶に残らないというか、毎度毎度、何も覚えていないのです。σ(^_^;)

そんなわけで内容を覚えていなかった私は
この映画を義弟とふたりきりで観るという不思議体験をしました。(笑)

元旦、暇をもてあました我が一家は映画を観に行く事に。
が、観たい映画が分裂。
かたや「ハリーポッター」派。
私と義弟はハリーポッターには興味がないので
内容のことはまるで考えず、ノルウェイを選択。

見終わった後、義弟とふたり
「いや〜、これをこのふたりで見たのって、かなり奇妙だよね」
と言い合う。気まずさを言葉に出してかき消す。。。

それで、映画の感想は(見てない人は読まない方がいいかも)
前々から薄々感じてはいたけれど
私は村上春樹が好きじゃないんだな、とわかりました。σ(^_^;)

ただ、小説のノルウェイの森は読後感が全く残らなかったのに対して
映画「ノルウェイの森」は、時々映像がふっと頭をよぎる事があります。
映像のインパクトが強かったのかな。

感動した!とかいうのは全然ないのだけれど、
「気になる」という感じ。

なんか、あのシーン、変だったなぁ、、、とか
あのシーンのあの音楽、恐ろしかったなぁ、、、とか
菊池凛子のあのしゃべり方が妙に気になったなぁ、、、とか
あの台詞回し、やっぱり英語をヘタクソな翻訳家が翻訳した文みたいだった、、、とか。

そういう記憶の残りかたでした、私には。

村上春樹作品は、
「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」
「アフターダーク」「ノルウェイの森」「1Q84」
しか読んでいないので、村上春樹を語れる程のフリークではないのだけれど、
どれも読み始めは読みにくく、なかなか世界観に馴染めなくて
だけどその壁を乗り越えると読むのが楽しくなって一気に読み終わり
そして読み終わった途端、内容を忘れる、というパターン。
それはこれといって内容がないからなのかもしれない。(私にとって)
その世界の中にいる間だけは楽しい。
でも読んだことによって、自分の日常に何か強烈な影響を与えるというような事は全然ない。

ただ、毎回販売戦略が上手だし、知名度もあるから
本が売れるし、読んでいる人も多い分
村上春樹について話をできる、というメリットがあるのかも。
コミュニケーションツールとしての本、っていう感じ。

実際、気になる台詞まわしについて語る、とかいうのは楽しいと思う。
あの独特の話し方をマネしてしゃべるとかいう遊び。

そういうのがしたくって、読んでるのかも、私。。。苦笑。

そういう人は多いみたいで、こんなサイトもあった。
「村上春樹風に語るスレジェネレーター」

例えば「猫」という単語について村上春樹風に語るとこうなる。

 そして今日でもなお、日本人の猫に対する意識はおそろしく低い。
 要するに、歴史的に見て猫が生活のレベルで日本人に関わったことは一度もなかったんだ。
 猫は国家レベルで米国から日本に輸入され、育成され、そして見捨てられた。それが猫だ。


ぶははー、、、おかしい。。。

好きじゃない、と言ったけれど
ある意味好きなのかもしれない、、、村上春樹、、、苦笑。
by tori78 | 2011-01-21 11:35 | 映画


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